2021年度版 ソロ呑み入門指南書
こんにちは。ゆきねこです。
前回の記事では一人で居酒屋でお酒を楽しむ「ソロ呑み」の魅力を語りました。
しかし、読者の中には
ソロ呑みに今一歩踏み出せない!という人も多いはず
ソロ呑みに踏み出せないという人の中にはこのような人たちが多いのではないのかな?と考察してます。
- 精神的ハードルがある(恥ずかしい、人見知りetc)
- どんなお店に入ったらいいのかわからない
- お店に入ってからの作法を知らない
私自身、最初の頃はこういったことで悩んでいましたしね。
そこで今回は予告していた通り、ソロ呑みに踏み切るまでの精神論的な話から、
お店の探し方やお店での楽しみ方までソロ呑みに必要な要素を一通りレクチャーしていきたいと思います。
この記事を読んで夜の街へ繰り出す楽しさをより多くの人が知ってくれたらなと願っています。
今回はかなり個人的なテクニックが含まれていますので、あくまでも参考程度に読んでってください!
ソロ呑み入門「精神面での話」
ソロ呑みを阻む「精神的ハードル」とは?
これはずばり、
- 一人でお店に入るのが恥ずかしい
- 人見知りだから不安
の2つだと思います。
すなわち、この2つの壁を越えられればお酒が好きな人なら間違いなくソロ呑みを楽しめるはずです!
一人で飲みに行くことは恥ずかしくない!
「ソロ呑みが趣味なんだよね」という話をすると周りの人からよく言われるのは
一人で?さみしいね、友達いないの?
一人でバーとか行くんでしょ?気取ってるね!
という心無い声
正直そんな声は気にするな!と言えばそこまでなのですが、実際はそうもいきませんよね。
そして、
そんな心無い声をかけてくる知人に店でばったり会ってしまったどうしよう、
知らない若者集団に笑われているかも、
そんな考えからソロ呑みに踏み出せない人も多いのではないでしょうか?
「ソロ呑みが恥ずかしい」という考えを取り払うのに一番有効なのは、
ソロ呑み向きのお店を選ぶ
これが最も効果的です。
ちゃんとお店を選べば、そもそもソロ呑みに理解のない人にばったり出くわすことが圧倒的に減ります。
すなわちあなたが危惧していた「恥ずかしい」思いはしなくても済むのです。
人見知りの乗り越え方
人見知りで知らない人と話すなんて絶対に無理!
っていう方も多いのではないでしょうか?
私もソロ呑みを始める前は人見知りというか、若干コミュ障気質があったと思います。
知らない人と話すなんて絶対に無理!そんな風に人を避け続けていた私もある日考察しました。
どうして人見知りなんだろうか
その結果私がたどり着いた答えは
知らない人=敵だと無意識に思い込んでいるからという結論に至りました。
でもある日旅先の立ち飲み酒場で初めてソロ呑みに踏み切った時、そこに居合わせたお客さん・お店の人たちが温かく迎え入れてくれたという経験をしました。
それ以来、案外人って温かいんだな、敵だと思っていた人たちもそんなことはないんだなと信じられるようになりました。
この時の詳しい話は後日また記事にしたいと思います。
人見知りを矯正するための手段としてのソロ呑みも個人的には大いにありだと思っています。
(人見知りな原因は人それぞれだと思うので、あなたなりの解決方法をぜひ探してみてください!無理だけはしないように。)
ソロ呑み入門「お店の探し方」
ソロ呑みに適しているお店を見つけて突撃することはソロ呑みを成功させる大きな1歩になります。
では具体的にどうやってお店を探したらいいの?
私が考えるソロ呑み向けのお店の探し方は
- 口コミサイトでお店の候補を洗い出す
- お店候補の周辺をぶらぶらする
- 直感的に良いと思った店に突撃する
の3ステップで完結します。
それぞれについて解説していきます。
口コミサイトでお店の候補だけ見つける
まずはお店を探すファーストステップとして、インターネット、特に口コミサイトの活用をおすすめしています。
具体的には食べログ1択でよいと思います。
他の口コミサイト(ホットペッパーやぐるなび等)だと、どうしてもチェーン居酒屋や大きめの店がヒットしてしまうことが多いので個人的にはあまりおすすめしていません。もちろん、これらのサイトはクーポンがお得だったりと活用するメリットも多いのですが、「ソロ呑みをする」という目的にはちょっと不向きかなと思います。
食べログに関してももちろん大手チェーンが公式掲載している場合もあります。しかし、個人経営の小さな店なんかの掲載もあるのが食べログの魅力です。
ではどうやって食べログを使ってどうお店を探すのか?
私はエリア検索機能を使ってスコア3.10~3.30くらいのお店をマークする程度にしています。
食べログには現在地周辺や、目的のエリア周辺のお店を表示してくれるエリア検索機能というものがあります。
私がお店探しで食べログを活用するときにはあくまでどの辺にお店が分布していそうかをざっくり探す程度なのでこれで十分です。
また、検索の結果表示されたすべてのお店を候補に入れると膨大な量になってしまいます。
そこで点数によってある程度ふるい分けをすることで候補を絞っています。
食べログと聞くとよく「点数はあてにならないんじゃ?」と疑う人が多くいますよね。
個人的な体感としては、高点数帯には確かにその傾向はあるのかなと感じています。(超高点数帯になってくると名店とよばれる店が多いので必ずしもこの傾向は当てはまりません)
また、逆に3.0代の低点数帯だと
- あまりよくないお店
- 来客者数が少なくて正当な評価がされていない
の2パターンだと思います。
自分の行きたい店がどちらに当てはまるのかは正直、初心者には難しい判断だと思います。
そこでこれからソロ呑みを始めたいという人には3.10~3.40くらいのお店をおすすめしています。
適度に人も訪れていて、店の規模も大きすぎず、そんなソロ呑みに適したお店が多いのがこの点数帯です。
あとは自分の食べたいものや飲みたいお酒でフィルターをかけてお店の候補をいくつか絞っちゃってください。
また、食べログ以外だとInstagramの活用をおすすめしてます。
その理由は
- お店の雰囲気が食べログの写真よりも伝わる
- お得なクーポンや割引情報が手に入る
の2点です。
特に写真に関しては、食べログだとどうしてもクオリティにばらつきが出てしまうため、Instagramを見た方が良いと思います。
お店候補周辺を街ブラする
次に前述したネットで見つけたお店候補付近に実際に行ってみてください。
理由としては、結局自分の目で見てみないと本当の雰囲気とかわからないからです。
やっぱり写真だけだとどうしても限界があるんですよね。
そして候補のお店の周辺もぶらぶらしてみてください。
食べログを見た段階で外していたお店が実はすごく良さそうだったり、そもそも食べログに載っていなかった穴場店を発見できる可能性もあるからです。
また、この段階でのそういった偶然の出会いの確率を上げるためにも、お店候補は複数挙げておくことをおすすめしています。
単純に街ブラするエリアを拡大するためのテクニックです。
ある程度大きな街の繁華街だと、路地裏の雑居ビルの中にお店がたくさん並んでるなんてこともあります。
私が住んでいた北海道・札幌市でいうと狸小路商店街というエリアにはそんな雑居ビルが点在しています。
こういったエリアをぶらぶらするのは偶然の出会いをするのには最適なんですよね。
ネットで事前に調べ、実際見てみても良さそうなお店となれば、後はお店に突撃するだけです。
ソロ呑みで予約は必要なのか?
結論から言うと必要ないと思っています。
仮にお店がほぼ満員の状態でも、1人だけだったら入れちゃうことも多いんですよね。
また、予約してしまうと良いお店を偶然発見してノリで突撃してしまうといった思い付きでの行動も制限されてしまうんですよね。
そのため、ソロ呑みでは予約はしないことをおすすめしています。
選んだお店がイマイチだったら?
これだけ事前準備しても、どうしてもお店選びでイマイチなお店を引き当ててしまうこともあります。
これは一つの経験として懐に収めてください。
私自身、未だに10店に2,3店くらいはイマイチなお店を引き当ててしまいます。
ソロ呑みで失敗してもダメージを受けるのは自分のお財布だけなので、次に活かしてください。
また、逆にこの性質を利用して事前の情報収集はそこそこにして下見がてら突撃するのも大いにアリです。
もし穴場の店を見つけた場合にはぜひ友人や恋人・家族と再訪してみてください。
ソロ呑み入門「お店での作法」
それでは実際に行きたいお店が決まってからどうやってソロ呑みを楽しめばいいのか、実際の流れに沿って説明していきましょう。
おすすめの来店時間帯は?
空いてる時間帯を狙いたいなら18時より前の時間がおすすめ
業態にもよりますが、平日も週末も18:00~21:00が飲食店の最も混み合う時間帯です。
なので早い時間帯にお店に行くことでゆっくりお店の人や周りのお客さんと話せる可能性が高まります。
また、22:00以降の遅い時間もおすすめです。
早い時間よりも混んでいる可能性が高いのですが、飲み会終わりや2,3件目でやってきたお客さんが多く、いつもより楽にコミュニケーションが取れます。
また、どちらの時間帯も一人で来るお客さんが多いというメリットがあります。
お店に入ったら?
先ほども書いた通り、基本的には予約は無しでお店に入るのがおすすめです。
お店に入ったら恥ずかしがらずに「1人です」と店員さんに伝えましょう。
大体の場合はカウンター席や、準ずる席に通してもらえます。
もし選べるようであれば、カウンター席に案内してもらうようにお願いしてみましょう。
注文について
お店によっては着席した瞬間にオーダーを聞いてくることもありますが、焦らずメニューを見てから決めて大丈夫です。
慣れていないといつもの通り「とりあえずビール」が出てしまいがちです。
せっかくソロ呑みに来て好きなものを飲めるんだから、ゆっくる吟味して決めましょう。
また、ソロ呑みでは3回くらいに分けて注文することをおすすめしています。
1回目 ドリンク1杯目+アテ系1品(すぐに出てくるもの、枝豆やたこわさと同じカテゴリの料理)
2回目 メイン料理(焼き魚、ピザ、チャーハンや餃子等加熱で時間がかかりそうなもの)
3回目 ドリンク2杯目(メイン料理とマッチするものを店員さんに聞く)
まずは1回目の注文でドリンク1杯目をアテをつまみに飲みます。
もしお通しがある店ならこのタイミングで出てくるので、お通し+アテをつまみに飲みましょう。
また、1回目の注文が到着した段階でメインとなる料理を一つ注文しておくとよいです。
ここでポイントとして、なるべく作るのに時間がかかる料理にするのがおすすめです。
待ち時間が長くなることで、その間に周りの人や店員さんと仲良くなれる可能性が高いからです。
3回目の注文はドリンク2杯目のみで大丈夫です。
ここで、先ほど注文したメイン料理に合わせたお酒や、そのお店で一番推しのお酒を注文するのがおすすめです。どのお酒が良いのか?店員さんに確認する段階で会話が生まれるからです。
もし飲めるのであれば、日本酒やワインなどをこのタイミングで飲むことをおすすめします。
もちろん無理のない程度に。
この注文の段取りで周囲の人と会話に発展する確率が大幅に上がります。
周りの人とお話ししましょう
では、ソロ呑み最大の目的を果たしましょう。
私の経験上、2杯目のドリンク注文の前後が周囲の人との会話が一番発生しやすいです。
注文の段階で店員さんにおすすめのドリンクを聞くことで自然に会話に発展しますし、周囲のお客さんが興味を持ってくれることも多いです。
案外このタイミングくらいで周りから話しかけられることも多いですよ!
上手く会話を始められたらあとは楽しむだけです。
ただし、注意点が1つだけ。
スマホは極力触らないでおきましょう。
スマホをいじっている時間は思ってる以上に周囲の人との壁を作ってしまいます。
空いてる時間に暇つぶしとしてスマホを見たい気持ちは分かりますが、ぐっとこらえてください。
それだけで周囲の人と打ち解けられる確率が格段に上がります。
もしもどうしても手持ち無沙汰になってしまったら、メニューをじっくり眺めておくのがおすすめです。
どうしても会話が弾まなかったら?
万が一メイン料理を食べ終わった段階でも周囲の人と会話が弾まなかったら、その時点で退店しても問題ありません。
あなたがお店に訪れるタイミングによって、どうしても話の噛み合わない人しか周りにいないということもあります。私も10店に3店くらいは未だに失敗します。
時間にすると30分程度、料金で言えば2,300円程度くらいですね。そんなに負担にならないはず。
運が悪かったんだと諦めて次回に期待しましょう。
きっと次は素敵な出会いが訪れるはず。
最後に
いかがだったでしょうか?
かなり長文になってしまいましたが、私が好きなソロ呑みについて語っていきました。
今回紹介したソロ呑みのテクニックは自分が住んでいる近所だけではなく、旅先でも応用できるものとなっています。
今回の記事を参考にあなたもソロ呑み友を探してみては?
今後も反響があればソロ呑みに関する記事をあげていきたいと思います。
それでは次回またお会いしましょう。